むち打ちは、一般的に交通事故で後ろから追突された際の衝撃でおきる、首の怪我です。頚椎捻挫、頚椎損傷とも呼ばれます。
首の骨は全部で7つ、頚椎と呼ばれておりこのように反りがあります。
後ろからの追突により、頭が瞬間的に後ろへ持っていかれることで、過剰に首が反ってしまい痛めてしまうのです。一般的な頚椎の捻挫と大きく違うのは、なんといってもその【衝撃の強さ】です。
その衝撃の強さから、頚椎だけでなく、そのまわりの筋肉まで痛めてしまっているのです。
損傷する筋肉は、主に【頚長筋】という深部にある筋肉です。
かなり深層にある筋肉のため、触ることができません。この頚長筋の損傷を見抜けるかどうかが、治療の要となります。頚長筋の損傷を見逃してしまうと、頚長筋が正しく再生しません。
そうすると、首の動きが良くならなかったり、痛みが取れなかったり、首周りのの神経や血管を圧迫し続けてしまい、最悪の場合【後遺症】となり、治らなくなってしまう可能性もあるのです。
受傷直後、怪我の度合いにもよりますが、まずは【固定】が最善のケースが多いと思われます。
関節や筋肉が必要以上に傷ついていますので、傷口がふさがるまでの約2週間程度は頚椎カラーをおすすめしています。
もし関節がズレているようなら、ゆっくりと優しい矯正が必要です。
さらに、強い炎症が起きている場合は首回りをアイシングしましょう。湿布には冷やす効果がありませんので、氷嚢や保冷剤などを使ってしっかりと冷やします。20分アイシング、40分インターバルを1セットとし、受傷後2~3日間は継続するとベストです。
その後、頚椎カラーを外して、固まらないように徐々に動かしていく段階に移ります。動かすことに臆病になり固定を長期間行ってしまうと、逆に回復が遅くなってしまうため注意が必要です。
さらに当院では、プロ野球選手やオリンピック選手などのアスリートも使っている最新の医療機器を使い、即座に痛みを取ると同時に傷口の回復を早める治療を行っています。
むち打ちは患部の損傷が激しいおケガです。そのため、可能な限り【患部に触らず症状を改善させる】ことが非常に重要になります。
【患部に触らずに症状を改善させる】ことは、とんとん整骨院の得意分野です。